9月21日は、敬老の日。
おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを贈ったり、一緒にご飯を食べたり、電話をしたり。
今回は、敬老の日にまつわるアンケートや、実際に寄せられた家族のエピソードを探してみました。
孫が描いた一枚の絵。
覚えたての文字で書いた手紙。
久しぶりに会ったときのハグ。
何気ない一言。
クスって笑えるものから、
じんわりと心温まるエピソードまで。
敬老の日ならではの家族の話をお届けします。

①「俺、死ぬんかと」──孫の似顔絵に描かれていたもの

まずは、今年2026年9月に掲載されたばかりの、ちょっとクスって笑ってしまうエピソードから。
マイナビ子育てが、孫がいる50〜80代の男女123人に「孫にしてもらって嬉しかったこと」を聞いたアンケート。
その中に、こんな回答がありました。
孫が描いてくれた、
おじいちゃんの似顔絵。
……なのですが。
その絵には、なんと
天使の輪が…。
それを見たおじいちゃんは、
「俺死ぬんかと」
と、家族みんなで大笑いしたそうです。
おじいさんのツッコミも鋭いですよね😂
別の回答では、孫が描いた似顔絵を額に入れて、今でも大切に飾っているという人も。
絵が上手かどうかではなく、
「自分のことを思い浮かべながら、一生懸命描いてくれた」
そのことが嬉しいんですよね。

ちょっと笑える思い出も含めて、その一枚が宝物になっている。
なんだか素敵です。
②「じぃじがいい!」と張り切ったおじいちゃんの結末
こちらも、思わずニヤッとしてしまうお話。
待望の孫が生まれて、
すっかり孫に夢中になったおじいちゃん。
孫が一歳になった頃、
「一番初めに喋る言葉は『じぃじ』にする!」
と張り切っていたそうです。
ところが……
孫が初めて話した言葉は、
「マンマ」でした…(笑)。
じぃじ、惜しい…!😂
でも、このエピソードの最後には、
「息子が大きくなるまで長生きしてね」
という言葉も。

笑ってしまうのに、ほっこりと心温まる。
こういう家族の思い出って、
何年経っても話したくなりますよね。
③「おおきに〜」→「ちゅうにに〜」!?

子どもとの会話って、ときどき大人には予想できない方向へ進むことがあります。
ロート製薬の読者投稿に掲載されていたのが、こんなエピソード。
おばあちゃんが孫に、
「おおきに〜」と声をかけると……
孫から返ってきたのは、
「ちゅうにに〜」
だったそうです。
「おおきに」に対して
「ちゅうにに」。
どうしてそうなったのかは分からない。
でも、子どもの中では
何かちゃんとしたルールがあったのかもしれません(笑)。
こういう、大人からすると
「なんで!?」となる言葉の間違い。

そのときは笑って終わっても、あとから思い返すと、
「あの頃、こんなこと言ってたよね」
と、家族みんなで笑える思い出になったりしますよね。
ちなみに、このロート製薬の読者投稿記事は現在22,000回以上の閲覧数が表示されていて、2016年公開ながら長く読まれている記事のひとつです。
④「ばあば大好き!」──会った瞬間のハグ
ここからは、少しほっこりする話。
ある祖母が嬉しかった思い出として挙げていたのが、
久しぶりに会った孫が、遠くから名前を呼びながら笑顔で走ってきて、抱きしめてくれたこと。
だったそうです。
もう、想像するだけでかわいい…。
大人になると、
「会えて嬉しい!」と思っていても、
なかなか全力で表現することってありませんよね。
でも子どもは、
嬉しい!
会いたかった!
大好き!
を、そのまま全身で表現する。
そんな孫の姿が、日頃の疲れや寂しさを吹き飛ばしてくれたという声もありました。

そして、これは小さな子どもだけの話ではありません。
20歳になる孫が、今でもおばあちゃんと二人で旅行をする。
横断歩道を渡るときには、自然に手をつないでくれる。
そんなエピソードも寄せられています。
年齢が変わっても、
「大切に思っている」という気持ちは、
ちゃんと続いていくんですね。
⑤「いつもありがとう。長生きしてね」──覚えたての文字が宝物に

孫からもらった手紙についてのエピソードも、たくさん寄せられていました。
ある祖父がもらった手作りのメッセージカードには、
「いつも遊んでくれてありがとう。長生きしてね」
という言葉が書かれていたそうです。
また別の祖父は、孫が小学校に入学したときに書いてくれた手紙を、今でも大切に保管しているとのこと。
離れて暮らす孫が帰省したあと、自宅に戻る日に手紙を残していってくれたという人も。
そこには、まだ鏡文字もあったそうです。
きっと、今なら簡単に書ける文字。
でも、そのときにしか書けない文字がある。

少し間違っていても、字が上手じゃなくても、
「この子が、このとき、自分のために書いてくれた」という事実は変わりません。
だからこそ、時間が経っても捨てられないんですよね。
⑥「自分のお小遣いで買ってくれた」──値段じゃなかった
こんなエピソードもありました。
孫が自分のお小遣いを貯めて、
祖母の好きな甘いお菓子を買ってプレゼントしてくれた。
でも、ほんとうに嬉しかったのは、
お菓子そのものだけではありません。
「自分のためではなく、
私のことを考えてお小遣いを使ってくれた」
その優しさに、胸がいっぱいになったそうです。
ほかにも、
・手作りのお守り
・好きな花を覚えていて選んでくれたハンカチ
・初めてアルバイトで稼いだお金で贈ってくれたウォーキングシューズ
などのエピソードも。

どれも金額で考えれば、
ものすごく高価なものではないかもしれません。
でも、「自分のことを考えてくれた」。
それが、一番うれしいんですよね。
⑦「大丈夫?」と手をなでてくれた、小さな優しさ

プレゼントではなく、
何気ない行動が心に残っている、という方も。
コーヒーをこぼして
指を少し火傷してしまった祖母。
本人は翌日には忘れていたそうですが、
孫は覚えていました。
そして、
「大丈夫?」と、
手をなでてくれたそうです。
また、足を怪我して
以前のように歩けなくなった祖母に、
「ばあば大丈夫?
一緒にゆっくり歩こうね」
と手をつないでくれた孫も。
子どもからすると、
ほんの小さな行動なのかもしれません。
でも、された側にとっては、
「自分のことを気にかけてくれた」
という、とても大きな出来事になる。

敬老の日って、こんな風に
「優しさ」を思い出す日でもあるのかもしれませんね。
⑧ 病室に飾った「ひ孫の写真」が、毎日の楽しみに

ここからは、少しじんわりするような
心温まるエピソードをご紹介します。
入院中のお母さんの病室に、
ひ孫の写真を飾ったという話があります。
すると、その写真に向かって、
「おはよう」
「おやすみ」
と声をかけるようになったそうです。
写真が飾られてから、看護師さんや同室の人とも以前よりよく話すようになり、笑顔も増えたといいます。
たった一枚の写真。
でも、その写真を見るたびに、
「この子、今どうしてるかな」
「また会いたいな」
「元気に大きくなってほしいな」
そんな気持ちが生まれていたのかもしれません。

何か特別なものを贈らなくても、
「大切な人の顔が見られる」
ことそのものが、嬉しいプレゼントになることもあるんですね。
⑨ 怖かったおじいちゃん。でも、写真に写っていたのは……

日比谷花壇に寄せられた「敬老の日のエピソード」の中には、少し考えさせられる話もあります。
幼い頃、おじいちゃんのことを
「怖い人」だと思っていたという女性。
離れて暮らしていて、
会う機会も少なかった。
大柄で、着物を着ていて、
気難しい顔をしている祖父。
だから、いつも
祖母や母の陰に隠れていたそうです。
ところが、
ある日アルバムを見返していると……
そこには、
幼い自分と祖父が手をつないで、
夕暮れの砂浜を歩いている写真がありました。
しかも、二人とも、
とても楽しそうに笑っている。
母親に聞いてみると、
「初孫だったあなたを、
おじいちゃんは誰よりも可愛がっていたんだよ」
と教えてくれたそうです。
幼い頃には分からなかった
祖父の気持ち。
写真をきっかけに、
「怖い人だった」という記憶が、
「本当は、すごく可愛がってくれていたんだ」という記憶に変わっていく。
とても素敵なエピソードですよね。
⑩ 「何をもらったか」より、心に残っていたもの
ある人は、
祖父に敬老の日のお菓子を贈ったり、
手紙を書いたりしていました。
ところが後になって、
祖父が話してくれたそうです。
嬉しかったのは、
お菓子そのものだけではなかった。
家に遊びに来てくれたこと。
手紙を送ってくれたこと。
そうした時間や気持ちが、
何より嬉しかったのだそうです。
もちろん、
プレゼントが嬉しくないわけではありません。
「自分のために選んでくれた」
「わざわざ送ってくれた」
その気持ちも、ちゃんと嬉しい。
でも、その奥にある、
「会いたい」
「ありがとう」
「元気でいてね」
という気持ちは、ものとは違った形で残っていくのかもしれませんね。
敬老の日って・・・
ここまでいろいろなエピソードを見てきました。
似顔絵に天使の輪が描かれていて、
家族みんなで笑った話。
「じぃじ」と呼ばれることを楽しみにしていたのに、
最初の言葉が「マンマ」だった話。
覚えたての文字で書かれた手紙。
会った瞬間のハグ。
小さな手で肩をもんでくれたこと。
病室に飾った、ひ孫の写真。
そして、何十年も経ってから見つかった、
一枚の写真。
こうして並べてみると、
なんだか共通しているものがあります。
それは、
「あなたのことを
大切に思っているよ」
という気持ち。
敬老の日だからといって、
必ず何か特別なことをしなければいけないわけではありません。

普段は近くにいるからこそ、
なかなか言えないことがありますよね。
「ありがとう」
「いつまでも元気でいてね」
「また一緒にご飯食べようね」
そんな一言も、改まって言おうとすると、
ちょっと照れくさい。
だからこそ、
敬老の日を“伝えるきっかけ”にしてみる。
今回紹介したエピソードを読んで、
「そういえば、うちのおじいちゃんもこんなことあったな」
「おばあちゃんに、久しぶりに電話してみようかな」
そんなふうに、誰かの顔が浮かんだなら。
それだけでも、
この記事を読んだ意味があるのかもしれません。
敬老の日は、
「何を贈るか」を考える日だけじゃなく、
「大切な人との時間を、もう一度思い出す日」。
そんな過ごし方も、素敵ですよね。
今年の敬老の日。
あなたは、誰に「ありがとう」を伝えましたか?
▼Special Thanks♡
引用させていただいた記事はこちらです♪
