「あ、今日ちょっと頭痛いかも。」
やることはあるのに集中できない。
スマホを見るのもしんどい。
できれば横になっていたい。
でも、「これくらいで休むのもな……」と、
いつも通り頑張ろうとしてしまう。

頭痛って、すぐに治るわけじゃないし、痛い時はしばらく続くんですよね。
私自身も片頭痛があるので、かなりしんどいなと感じています…(泣)
そこで今回は、
つらい頭痛に知っておきたい7つのことをまとめてみました。
つらい頭痛をそのままにしない。
今日からできる対策を一緒にしていきましょう。

① 「頭痛=片頭痛」ではない
まず知っておきたいのが、
頭痛にはいくつか種類があるということ。
代表的なのが、
片頭痛
緊張型頭痛
です。
片頭痛は、ズキズキと脈打つような痛みが出たり、吐き気がしたり、光・音・においなどがつらく感じたりすることがあります。
階段を上ったり、歩いたりするような日常の動作で痛みが強くなることもあります。
一方、緊張型頭痛は、
「頭全体をギューッと締め付けられる感じ」
「重いヘルメットをかぶっているみたい」
というような、圧迫感のある痛みが特徴です。
両側に痛みが出ることも多く、片頭痛ほど動作で悪化しにくいとされています。(日本頭痛学会)
繰り返す頭痛や、生活に支障が出る頭痛があるなら、医療機関で相談するのが安心です。
② 頭痛が起こりやすい人には「いくつかの重なり」がある
実は片頭痛の場合、ひとつの原因だけで起こるというより、いくつかの要素が重なって発作につながると考えられています。
たとえば、
・睡眠不足
・食事を抜く
・水分不足
・強いストレス
・生活リズムの変化
・天候の変化
・特定のにおいや光
・カフェインの摂りすぎや急な中断
・自分に合わない食品
など。
もちろん、全部の人に当てはまるわけではありません。
片頭痛には、いくつかの要素が重なって、いわば「頭痛が起こりやすいライン」を超えるような考え方があります。
たとえば、
「昨日あまり寝ていない」
+
「朝ごはんを食べていない」
+
「今日は仕事が忙しい」
+
「水分もあまり摂っていない」
こんなふうに、いくつかの変化が重なると頭痛につながる人もいます。(American Migraine Foundation)
③ 「頭痛に効く食べ物」を探しすぎなくていい
頭痛がつらいと、
「何を食べたら治るんだろう?」
って気になりますよね。
でも、残念ながら、
「これを食べれば片頭痛が治る」という万能食品はありません。
食べ物による誘因も、
人によってかなり違います。
たとえば、ある人には問題ない食品が、別の人には頭痛のきっかけになることもあります。
逆に、「頭痛に悪い」と思って避けていた食品が、実は自分には関係なかった……なんてことも。(American Migraine Foundation)
食事・睡眠・水分・ストレス・頭痛が起きた時間などを簡単にメモしておくと、自分なりのパターンが見えてくることがあります。
いわゆる「頭痛日記」です。
④ 意外と大事なのが「お腹を空かせすぎない」
これ、忙しい人ほどやりがちです。
「あとで食べればいいや」
「仕事が終わってからでいいや」
「朝は食欲ないから抜こう」
……そして気づいたら、
かなりお腹が空いている。

実は、空腹や食事を抜くことは、
片頭痛の誘因になり得ます。
そのため、できるだけ食事の時間を大きく乱さないことが大切です。
忙しい日でも、
食事を抜くのではなく、
おにぎり+卵
ヨーグルト+バナナ
パン+チーズ
みたいに、手軽に食べられるものを組み合わせるだけでもOK。
大事なのは、
「何も食べずに限界まで我慢しない」こと。
⑤ 水分も忘れない。頭痛の日は「まず一杯」
これも地味だけど大切なこと。
水分不足は、片頭痛の誘因のひとつとして知られています。(American Migraine Foundation)
特に、
「今日は忙しくて、
ほとんど水を飲んでない」
という日はありませんか?

頭痛が出てから慌てるより、普段からこまめに水分をとることを意識してみましょう。
⑥ 頭が痛いときは「刺激を減らす」
片頭痛では、光や音、においなどがいつも以上につらく感じることがあります。(日本頭痛学会)
だから、
「スマホの画面を見るのがしんどい」
「部屋の明るさがつらい」
「香水や料理のにおいが気になる」
というときは、無理に我慢しなくても大丈夫。
できる範囲で、
・スマホを置く
・照明を少し落とす
・静かな場所に移動する
・強いにおいから離れる
・少し休む
など、刺激を減らしてみましょう。
「仕事があるから無理!」
という日もあると思います。
でも、5分だけでもいい。
画面から目を離す。
目を閉じる。
静かな場所で深呼吸する。

それだけでも、「今の自分を少し休ませる時間」になります。
⑦ 「頭痛が起きたら、頑張る」より「頭痛を記録する」
最後は、ちょっと意外な方法。
頭痛日記をつけてみること。
といっても、
毎日びっしり書く必要はありません。
たとえば・・
「9/18」
・睡眠:5時間
・朝食:なし
・水分:少なめ
・仕事:忙しかった
・頭痛:14時ごろ
・痛み:ズキズキ
・光:つらい
・吐き気:なし
こんな感じ。
続けていくと、
「寝不足の翌日に多いかも」
「朝ごはんを抜いた日は多い」
「この時期に起こりやすい」
など、自分のパターンが見えてくることがあります。
日本頭痛学会やAmerican Migraine Foundationでも、頭痛日記は頭痛のパターンや誘因を把握するための方法として紹介されています。(日本頭痛学会)
そして、これは病院に行くときにも役立ちます。
「いつから?」
「どのくらい?」
「どんな痛み?」
「何をしたら悪化した?」
こうした情報があると、
自分の頭痛を伝えやすくなるからです。
じゃあ、頭が痛くなったら何をすればいい?
ここまで色々書きましたが、
「いやいや、
今まさに頭が痛いんだけど!」
という人もいると思うので…
最後に、ものすごくシンプルにまとめます。
頭痛がつらいときの「まずはこれ」
① 水分をとる
↓
② 食事を抜いていたら、無理のない範囲で何か食べる
↓
③ 光・音・においなど、つらい刺激から少し離れる
↓
④ スマホやパソコンを一度置いて休む
↓
⑤ 普段から医師に指示されている治療や薬がある人は、その指示に従う
↓
⑥ 落ち着いたら、今回の頭痛を簡単に記録する

全部完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
できることから対策していきましょう。
ただし、「いつもの頭痛」と違うなら話は別
ここだけは、ちょっと真面目に。
頭痛の多くは深刻な病気によるものではありません。
でも、中には別の病気が原因で起こる「二次性頭痛」もあります。日本頭痛学会も、頭痛には片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛だけでなく、脳や血管などの病気に伴う頭痛があるとしています。(日本頭痛学会)
特に、
・突然、今まで経験したことがないほど
強い頭痛が起きた
・短時間でピークに達するような激しい頭痛
・発熱を伴う
・手足の麻痺やしびれがある
・意識がおかしい、意識を失った
・頭をぶつけた後から頭痛が続いている
・これまでと明らかに違う頭痛が出てきた
・数週間のうちにどんどん悪化している
こんな場合は、「いつもの頭痛だから」と様子を見続けず、早めに医療機関へ。
日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」でも、特に「今まで経験したことがない突然の激しい頭痛」は、くも膜下出血などを疑う重要な症状として扱われています。(日本頭痛学会)
「頭が痛いくらいで休めない」って思ってない?
頭痛があると、
「これくらいなら頑張れる」
「薬を飲めば大丈夫」
「今日やらなきゃいけないことがある」
って、無理してしまうことがあります。
でも
頭が痛いときに休むことは、
サボることではありません。
水を飲む。
少し食べる。
光を避ける。
スマホを置く。
横になる。
病院に相談する。
それだって、
ちゃんと自分を守るための行動です。

毎日頑張っている人ほど、
「休む」という選択肢を忘れてしまうことがあります。
だから、もし今日頭が痛かったら。
全部を頑張らなくていい。
痛い日は、我慢するよりも
痛い日の自分にやさしくしてあげよう。
今日できることを、ひとつだけ。
・日本頭痛学会「片頭痛」
・日本頭痛学会「緊張型頭痛」
・日本頭痛学会「頭痛とは」
・日本頭痛学会「2次性頭痛(危険な頭痛、他の病気に伴う頭痛)」
・日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」
・American Migraine Foundation「Diet and Migraine」
・American Migraine Foundation「Managing Your Migraine With Headache Hygiene」
・American Migraine Foundation「What Causes Migraine」(日本頭痛学会)
