いつか使うかもしれない。
高かったから、
捨てるのはもったいない。
思い出があるから、手放せない…

家の中を見渡してみると、「使ってないけど、いつか使うかもしれない」謎の物たちがけっこう存在してるんですよね(笑)
クローゼットの奥に眠っている服。
何年も使っていないバッグ。
「いつか読む」と思いながら、
積み重なっている本…
もらったけれど、
なかなか使う機会のないものも。
壊れてはいないけれど、
もう何年も出番がないものも。
「そろそろ整理したほうがいいかな」と思いながらも、
いざ手放そうとすると、なぜか決断できない。
だから、断捨離と聞くと、
「とにかく物を捨てること」
「必要最低限のものだけで暮らすこと」
「まだ使えるものまで手放すこと」
そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。

でも、断捨離やミニマリズム、そして片づけの考え方を見ていくと、必ずしも「物を少なくすること」だけが目的ではないんですよね。
大切なのは、「これからどんな暮らしをしていきたいか?」を考えること。
季節が変わる秋は、衣替えや部屋の整理をするタイミングでもあります。
だからこそ!ただ物を減らすのではなく、
「これからの自分の暮らしに、本当に必要なものは何か?」から見定めて、晴れ晴れした気持ちで過ごす断捨離の世界を一緒に覗いていきませんか♪

①「いつか使うかも」で残しているもの
断捨離をするとき、よく出てくるのが、
「いつか使うかもしれない」という言葉。
ここで問いたいのは…
その「いつか」は、
どんなときに来るのか?
ということ…。

私自身も、いつか使うだろうなと残しておいた物たちって、結局使わないし、後からになって、そんなに必要なものじゃなかったなと思うことが度々あるんですよね…。
もちろん、季節用品や冠婚葬祭の服、非常用品など、使用頻度が低くても必要なものはあります。
だから、
「1年以上使っていないから、全部捨てる」ではなく、
「これからの自分に必要か?」で考えてみる。
「いつか使うかも」ではなく、「いつ、どんなふうに使う?」まで考えてみると、持ち続ける理由が少し見えやすくなります。
②「高かったから」で手放せないもの

「これ、結構高かったんだよな……」と、使っていないものをそのままにしていませんか?
高かったものほど、
手放すのは勇気がいりますよね。
でも、ここで考えたいのは、
「いくらで買ったか」ではなく、
「これから使うかどうか」。
すでに払ったお金は、どんなに大切に保管しても戻ってきません。一方で、その物をこれからも家の中に置いておくなら、収納する場所も必要になります。
大切なのは、値段ではなく、
「今の自分が、その物をどうしたいか」
を選び直すこと。
③「まだ使えるから」で残しているもの
「まだ使えるのに、
捨てるなんてもったいない」
これは、手放せない理由としてかなり手強いもの。
壊れていない。
汚れてもいない。
まだ使える。
だから
捨てられない。

でも、「使える」と「使いたい」は、同じでしょうか?
たとえば、
何年も使っていない食器。
サイズが合わなくなった服。
昔は好きだったけれど、
今はほとんど使わないバッグ。
「使える」という理由だけで、
ずっと収納の中に眠っているものもあるかもしれません。
もし自分ではもう使わないなら、誰かに譲ったり、売ったり、リユースしたりする方法もあります。
「捨てる」だけが、
手放す方法ではないんですね。
④「思い出があるから」で抱えているもの
写真。
手紙。
昔のプレゼント。
学生時代の思い出。
大切な人からもらったもの。
こういうものは、
簡単には手放せませんよね…。
そして、
無理に捨てる必要もないと思うのです。
ここで考えたいのは、
「思い出を大切にすること」と
「思い出の品をすべて持ち続けること」は、
本当に同じなのか?ということ
写真をデータとして残す。
本当に大切な手紙だけを残す。
思い出の品をひとつの箱にまとめる。
そうやって、「全部持つ」から「大切なものを選んで残す」に変えることもできます。
KonMari Methodさんでも、思い出の品は最後に扱うカテゴリーとされ、過去を振り返りながら「今の自分にとって大切なもの」を見極める考え方が紹介されているので、ぜひチェックしてみてください♪
⑤「昔の自分」に必要だったもの
昔好きだった服。
昔の趣味の道具。
以前の仕事で使っていたもの。
「いつかまた、あの頃みたいに使うかもしれない」と残しているものはありませんか?
でも、人は少しずつ変わっていきます。
好きなものも。
生活スタイルも。
体型も。
仕事も。
休日の過ごし方も。
だから、
「昔の自分に必要だった」ことと、
「今の自分に必要」なことは別。
昔の自分に必要だったものは、
そのとき必要だったから、その物を選んだ。
そのときの自分を支えてくれた。
それなら、もう十分役目を果たしてくれたのかもしれません。
⑥「もったいない」で眠らせているもの
「もったいないから取っておこう」と思うことは、とても自然なこと。
まだ使える。
まだきれい。
いつか誰かが使うかもしれない。
だから、
捨てるのはもったいない。

でも、もう一つの「もったいない」があるのを知っていますか?
それは、
使われないまま、眠り続けること。
たとえば、
着ないままクローゼットにある服。
使わないまま収納されている食器。
読まれることなく積み重なっている本。
自分にはもう必要ないけれど、
誰かにとっては必要かもしれないものもあります。
だから、
「捨てるか、残すか」
だけで考えなくてもいい。
譲る。
売る。
寄付する。
リユースする。
必要な人に渡す。
そんな選択肢もあります。
物を大切にすることは、必ずしも
自分の手元に持ち続けることではないのかもしれませんね。
⑦「これからの自分が大切にしたいもの」

ここまで見てくると、「何を捨てるか?」よりも、
「これから、何を大切にしたい?」と考えてみると、少し気持ちが楽になる気がしませんか♪
好きな服をもっと大切に着たい。
本当に好きなものだけを部屋に置きたい。
家に帰ったら、ほっとできる空間にしたい。
探し物に時間を使わない暮らしがしたい。
新しいことを始めるための余白がほしい。
家族や大切な人と過ごす時間を増やしたい。
そうやって考えてみると、
断捨離の目的は「物を減らすこと」ではなくなります。
大切にしたいものを、
大切にできる暮らしをつくること。
そのために、今の自分には必要なくなったものを少しずつ手放していく。
断捨離は、「捨てること」では終わらない
断捨離という言葉から、
「物を減らさなきゃ」
「部屋をスッキリさせなきゃ」
「いらないものを捨てなきゃ」
と考えてしまうと、
なんだか義務のように感じてしまいますよね…。
でも、本当に大切なのは、
「何を捨てるか」ではなく、
「何を残したいか」。
また、ミニマリズムについての研究では、物や消費を必要以上に増やさず、自分の価値観を優先する「自発的簡素化」とウェルビーイングの間に、全体としてポジティブな関連が確認されています。
ただし、これは
「物を減らせば必ず幸せになる」という意味ではありません。
大切なのは、
自分にとって何が大切なのかを考えながら、
暮らしを選んでいくこと。
物が少ない部屋が正解なのでもない。
何も置かれていない部屋が豊かなわけでもない。
好きなものがちゃんと見える。
必要なものがすぐ見つかる。
大切なものを、大切に使える。
帰ってきたときに「なんか落ち着くな」と思える。
そんな暮らしなら、それはきっと、
その人にとっての豊かな暮らしです。
「残したい」と思ったら、
残せばいい。
「まだ分からない」と思ったら、
急いで決めなくていい。
「もういいかな」と思えたら、
そのとき手放せばいい。
そして、
今の自分が本当に好きなものを置いていく。
この秋は、物を減らすためではなく。
自分にとって何が大切なのかを考えながら、
理想の暮らしを選んでみませんか?
▼Special Thanks♡
引用させていただいた記事はこちらです♪
- About the KonMari Method|KonMari
- KonMari Is Not Minimalism|KonMari
- Minimalism, voluntary simplicity, and well-being: A systematic review of the empirical literature|The Journal of Positive Psychology
- Home clutter and mental well-being: Exploring moderators and the mediating role of home beauty|Journal of Environmental Psychology
- 環境再生・資源循環|環境省
