先日、2026年10月1日に行われた
日本代表対エクアドル代表の一戦。
90分間を0-0で終え、
勝負の行方はPK戦へ。
日本のゴールを守ったのは、
鈴木彩艶選手でした。
そしてPK戦で、
エクアドルの3人目のキックを見事にセーブ。
日本は5-4でPK戦を制したのです。

私もリアルタイムで視聴していたのですが、
プレッシャーもかかるあの空気感の中で、見事にゴールを守り切る鈴木彩艶選手の姿がめちゃくちゃカッコよかったんですよね…!
あれだけのプレッシャーがかかる場面でもなお、
自分のプレーを続けられるマインドって・・
実は、鈴木選手はこれまでのインタビューで、プレッシャーやミス、周囲からの評価、そして「自分らしくプレーすること」について、何度も言葉にしてきました。
そこをたどっていくと、先日のPK戦で見えた強さが、突然生まれたものではないことが分かります。
今回は、鈴木彩艶選手がこれまで実際に語ってきた言葉や経験をもとに、そこから見えてくる7つの考え方を調べてみることにしました。

①「楽しむこと」を一番に考える

プレッシャーがかかると、
「失敗しちゃいけない」
「結果を出さなきゃ」
「期待に応えなきゃ」
と考えてしまうことがあります。
2026年7月、育成年代の選手たちとのトークセッションで、試合前に自信をつける方法を聞かれた鈴木選手は、「楽しむことを意識することが大事」と話しています。
ワールドカップについても、緊張はしたものの、「楽しもう」という気持ちが強かったからこそ、自信を持ったプレーができたと振り返りました。
さらに、
「楽しむことを一番に考えることで
強いメンタルでいられる」
とも語っています。
これは、決して
緊張感を無くす、ということではなく、
緊張していても、
その舞台に立てることを楽しむ。
プレッシャーがあるからこそ、その瞬間に集中する。
鈴木選手の言葉からは、そんな姿勢が伝わってきます。
② どんな状況でも「自分の立ち返る場所」を持つ
プレッシャーが怖い、と感じるのは
周りの声や結果に、意識が向いているから。
鈴木選手は2026年、アジアカップを経験したことで、周囲からの評価に対する向き合い方が変わったと語っています。
その中で、
「自分としては
立ち返る位置があることが結構大事」
と話しました。
どんなプレーをしても、
どんな試合をしても、
「自分はどうプレーするべきか」という、
自分の中で戻ってくる場所を持っておく。
そうすれば、周りからどんな意見を言われても、
そこへ戻ることができる。

これって、サッカーだけの話ではない気がします…
仕事でも、人間関係でも、
「周りからどう思われるか」ばかり気にしていると、
自分が何を大切にしたかったのか分からなくなることがあります。
そんなときは、
「私は、本当はどうしたい?」と、
自分の軸に戻ってみる。

自分の軸に戻る。
そこに、鈴木彩艶選手の”自分らしいプレー”のヒントがあるのかもしれません。
③ いいことも悪いことも、一度リセットする
GKというポジションは、
ひとつのミスが失点につながることがあります。
だからこそ、重要なのが
ミスをした後の切り替え。
鈴木選手は、試合中のメンタルについて、いいプレーがあったときも、悪いプレーがあったときも、一度リセットして次のプレーへ向かうことを意識していると話しています。
例えば、
仕事でミスをしたあと、
「あそこでこうすればよかった」
「なんであんなことを言ったんだろう」
と、何度も頭の中で繰り返してしまう。
でも、いくら考えても、
起きたことそのものは変えられません。
だから、
「次はどうする?」を考える。
④ ミスを恐れず、「次で挽回する」
実は、鈴木選手は18歳の頃から、ミスとの向き合い方について、一貫してブレない考え方を持っています。
2021年、浦和レッズでJ1デビューを果たした当時のインタビューで、ミスについて聞かれた鈴木選手は、
「ミスは付き物」
としたうえで、ミスを引きずるのではなく、
「切り替えて次で挽回しよう」
という気持ちでプレーしていると話しました。
「ミスをしないこと」を
目指していたわけではない。
ミスをしたら、次にどうするか。
その経験を次のプレーにつなげる。
そして2026年7月には、育成年代の選手たちに向けて、
「トライして、ミスをして、
反省して、生かす」
というサイクルが大事だと伝えています。

失敗しないことよりも、
失敗したあと、どう生かすか。
それが飛躍的な成長へとつながっていくんですね。
⑤「確実なことを確実にやり続ける」
プレッシャーが大きくなるほど、
何か、特別なゴールを目指してしまうことがあります。
でも、鈴木選手が大切にしているのは、
むしろ逆のマインド。
2026年5月、ワールドカップを前にしたインタビューで、鈴木選手は、「ビッグセーブももちろん大事」としながらも、一番はチームに安定感をもたらせるGKでありたいと話しました。
そして、
「確実なことを確実にやり続ける」
という言葉を口にしています。
大きな舞台だからこそ、
”基本”を大切にする。
結果を出そうと焦るのではなく、
「今、自分にできることは何か」
に集中する。

昨日のPK戦でも、鈴木選手は相手の特徴を分析したうえで、キックの瞬間には「先に動くこと」を意識していたと話しています。
極限の場面で必要なのは、
日頃から積み重ねてきた準備と、
自分がやるべきことへの集中なのかもしれません。
⑥ プレッシャーのある舞台そのものを、楽しみに変える
2026年5月、
鈴木選手はワールドカップについて、
「大きなプレッシャーの中で
プレーできることも楽しみです」
と話しています。
「プレッシャーがあるから嫌だ」ではなく、
「プレッシャーの中でプレーできることも楽しみ」
と捉えている。
もちろん、鈴木選手も
緊張を感じないわけではありません。

2026年7月には、
ワールドカップの舞台について
「緊張はした」と話しています。
プレッシャーをなくすことだけが、
強くなる方法ではない。
プレッシャーがあることを受け入れたうえで、
「この場に立てていることを楽しもう」と思えるマインドが、自分らしいプレーを引き出していくんですね。
⑦「どう見られるか」より、自分が大切にするものへ戻る
最後に、鈴木選手が
2026年7月に語った言葉があります。
アジアカップを経験したことで、
「周りからの見られ方は
どうでもいいなと思いました」
と話したのです。
もちろん、「何を言われても気にしない」という単純な話ではありません。
鈴木選手は、
自分を応援してくれる周囲の人や
家族の存在についても話し、
「そういう人たちのことを考えたら、強くいられます」
と語っています。
つまり、
「どう見られているか」
だけを気にするのではなく、
「自分は何のためにプレーするのか」
「誰を思って、この場所に立っているのか」
という、自分にとって大切なものへ戻る。
そして、
「どんな状況でも平然とゴール前に立っている」
ことを意識しているとも話しています。

昨日のPK戦で、鈴木選手がゴール前に立っていた姿。
あの落ち着いた表情の裏には、こうした積み重ねがあったのかもしれないと思うと、とても感慨深いものがありますね。
”プレッシャーがなくなる”のを待つのではない

鈴木彩艶選手の言葉をたどってみると、最初から「プレッシャーなんて怖くない」という人だったわけではないことが分かります。
18歳の頃から、ミスを経験しながら
「次で挽回する」と考えてきた。
アジアカップでは、
批判や悔しい経験もした。
そして、その経験を経て、
自分の中に「立ち返る場所」を持つようになった。
2026年のワールドカップでは、
緊張しながらも「楽しもう」と考えた。
そして昨日は、PK戦という極限の場面で、相手の特徴を見ながら準備していたことを生かし、チームを勝利へ導くセーブを見せました。
こうして見ると、
鈴木選手が語ってきた考え方の中には、
私たちの日常にも重なるものがある気がしませんか?
プレッシャーを感じてもいい。
緊張してもいい。
失敗してもいい。
大切なのは、
そこからどう戻るか。
そして、
今できることをひとつずつ積み重ねる。
鈴木選手が教えてくれたのは、
「プレッシャーがなくなるのを待つ」のではなく、
プレッシャーがある場所でも、
自分らしくプレーするということ。
なのかもしれません。
「失敗したらどうしよう」
「期待に応えられなかったらどうしよう」
とプレッシャーを感じているときは。
無理に強がらなくてもいい。
まずは一度、深呼吸して、
「今、自分にできることは何だろう?」
と考えてみる。
そこから、また一歩、はじめてみる。
鈴木彩艶選手の言葉は、
そんな小さな一歩を踏み出す勇気をくれるかもしれません。
▼Special Thanks♡
引用させていただいた記事はこちらです♪
- PKストップの鈴木彩艶、勝敗分け目のセーブは「先に動くことを意識」…アジアカップ見据え「臨機応変に対応」|サッカーキング
- Future Diamonds 特別編 鈴木彩艶選手が育成選手たちに語った「ミスから学ぶ」という成長の本質|三菱重工浦和レッズレディース公式
- 日本代表GK鈴木彩艶がW杯へ意気込み「見ている人たちに感動を与えることにつながる」|Goal.com 日本
- 耳に届いた心無い声「気になっていた」 アジア杯で変化…鈴木彩艶が冷静でいられる理由|スポーツ報知
- 浦和レッズを担う、18歳の次世代型GK・鈴木彩艶。「上の年代と混じったとき、縮こまっていても通用しない」/インタビュー前編|Goal.com 日本
- 【アジア杯】セットプレーから2失点のGK鈴木彩艶「技術ミスがあった」と反省も前向く|日刊スポーツ
