【誰も置いていきたくない】Mrs. GREEN APPLE『POPS』に込められた、3人の想いとは

はる
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Mrs. GREEN APPLE、通称“ミセス”は、大森元貴さん(Vo/Gt)、若井滉斗さん(Gt)、藤澤涼架さん(Key)の3人で活動するバンドです。
「青と夏」「ケセラセラ」「ライラック」など、どこかで一度は耳にしたことがある人も多いかもしれません。

決して綺麗事ではない、一人ひとりの心に寄り添ってくれるようなメッセージ性のある歌詞と独自の世界観で奏でる音楽がもの凄い魅力的で…。
Mrs. GREEN APPLEは唯一無二の存在であり、私自身も10年ほどお世話になっている激推しバンドグループです…!!!(ミセス愛を語る回は別回へ…)

大変におこがましいのですが、本当に、ますます多くの方に触れていただきたいという気持ちが強まるばかりです…(歓喜涙)

2013年に結成し、2015年にメジャーデビュー。
2020年に一度活動を休止したあと、
現在の3人で2022年に「フェーズ2」をスタート。

そして2026年からは「フェーズ3」へ。

そんなミセスが、9月30日に約3年ぶりとなるオリジナルフルアルバム『POPS』をリリースしました。

全16曲。
そのうち9曲は、このアルバムのために書き下ろされた新曲です。(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

タイトルは、『POPS』。
でも、ここに込められている「ポップス」は、
ただ明るくて楽しい音楽、という意味ではありません。

大森さんはインタビューの中で、ポップスについて、
「いいよ、認めるよ」と、人それぞれの感覚を受け止めるようなものとして語り、さらに
「誰も置いていきたくない」という言葉を残しています。(ロッキンオン)

その言葉を知ってから『POPS』というタイトルを見ると、受け取り方が、また違って見えてくる気がします。

明るいものだけじゃない。
希望だけでもない。

『POPS』には、「HOPE(希望)」と「VOID(虚無)」という相反する二面性を表現したトレーラーも公開されています。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

はる
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そして発売当日には、3人が公式YouTubeで全16曲について、一曲ずつ思いや制作エピソードを語る生配信も行われました。(ミセスグリーンアップル公式サイト)

今回は、その公式配信やインタビューなど、実際に3人が語った言葉をもとに、

『POPS』には、
どんな想いが込められているのか。

そして、

Mrs. GREEN APPLEという3人は、
どんな音楽を届けようとしているのか。

7つの視点から、ゆっくり見ていきたいと思います。

① 『POPS』というタイトルに込められた、「ポップス」の意味

まず気になるのは、
やっぱりアルバムタイトル。

なぜ”POPS”なのか──。

はる
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そもそも「ポップス」って、
どんな音楽なのでしょうか…?

ジャンルとして考えれば、
ポップミュージックという言葉があります。

でも今回、大森さんが語っている「ポップス」は、
単なる音楽ジャンルとしての意味だけではありません。

ROCKIN’ON JAPANのインタビューでは、大森さんが、人は自分の感じ方を「正当化してほしい」「認めてほしい」と思っているのではないか、という考えを語っています。

そして、それに対して「いいよ、認めるよ」と応えることがポップスなのだ、と。
さらに、「誰も置いていきたくない」と話しています。(ロッキンオン)

「こう感じるのが正解」
と決めるのではなく、

「あなたは、そう感じたんだね」
と受け止める。

だからこそ、
明るい曲もあれば、
少し影を感じる曲もある。

一つの色だけに染めない。

それもまた、『POPS』というタイトルに込められた考え方のひとつなのかもしれません。

② 「誰も置いていきたくない」という言葉

今回、どうしても心に残るのが…

「誰も置いていきたくない」

大森さん自身が
インタビューで語った言葉です。(ロッキンオン)

音楽を作る側からすれば、

「こういう人に聴いてほしい」
「こういう人に刺さってほしい」

と、届ける相手を絞ることもできます。

でも、『POPS』で大森さんが語るのは、
その逆方向にも見えます。

自分とは違う感覚を持っている人。
自分たちの音楽を好きじゃない人。

さらには、
音楽を聴いて何も感じなかった人。

そういう人まで含めて
「置いていかない」。

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『POPS』というタイトルの中には、
「できるだけ多くの人に届く音楽を」というだけではなく、
「それぞれ違うままでも、ここにいていい」という大きな想いが込められているように感じることができます。

③ 明るいだけが「ポップス」じゃない

『POPS』を聴いてみると、

「ポップス=明るくて楽しい」
というイメージだけでは語れないことに気づきます。

その象徴のひとつが、アルバムに合わせて公開された「HOPE」と「VOID」のトレーラー。

名前の通り、「希望」と「虚無」。

相反する二つの側面が、一つのアルバムの中に存在しているんです。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

さらに、収録曲には「共犯」「シンデレラ」「本と彗星」「ア・ポステリオリ」「瞞(まやか)し」「禁じた遊び」など、タイトルからしてそれぞれ違う世界を持つ楽曲が並びます。(オリコンニュース(ORICON NEWS))

つまり、

楽しいからポップ。
明るいからポップ。
聴きやすいからポップ。

それだけではない。

嬉しい日も、
寂しい日も。

自信がある日も、
何も信じられない日も。

いろんな感情を抱えたまま聴けること。

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その幅広さそのものが、
『POPS』という作品の大きな特徴なのだと受け取ることができます。

④ 『POPS』は、大森元貴さんだけの音楽ではない

Mrs. GREEN APPLEというと、どうしても
大森元貴さんの存在が大きく見えるかもしれません。

作詞・作曲を手がけ、歌う大森さん。

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でも、今回の『POPS』を見ていくと、
若井さんと藤澤さんの2人の存在の大きさが、
作品の中にとても表れているんです。

9月30日の公式配信では、3人が全16曲について、それぞれの制作エピソードや思いを語りました。(ミセスグリーンアップル公式サイト)

また、「瞞(まやか)し」については、THE FIRST TIMESのインタビューで、大森さんがアルバムの中でも早い段階に書いた曲だと振り返る一方、藤澤さんは「練習するたびに泣いてしまいました」、若井さんは「ここまで言い切るんだ、とびっくりした」と語っています。(THE FIRST TIMES)

同じ曲を作っていても、

作る人。
演奏する人。
受け取る人。

それぞれに違う感情がある。

だからこそ、
3人で音を重ねたときに、
一人では作ることのできない
Mrs. GREEN APPLEの音楽になっていく。

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『POPS』は、3人それぞれの感性が存在していることを感じられるアルバムでもあるんですね。

⑤ 「まだ、こんな音が出せるんだ」と思わせる。止まない進化、挑戦の連続

『POPS』には、これまでのミセスらしさだけでなく、
新しいことへの挑戦もあります。

その一つが
「ア・ポステリオリ」。

この曲は変拍子を取り入れた難曲で、「弾くことだけでなく、聴くのも難しい」と紹介されています。(THE FIRST TIMES)

しかも、アルバム発売当日には、
この曲のMusic Videoが突然公開されました。

「ポップス」と聞くと、
分かりやすく、親しみやすく、
すっと入ってくる音楽を想像するかもしれません。

でも、
ミセスはそこで終わらない。

親しみやすさを持ちながら、
難しいことにも挑戦する。

聴きやすさと、
音楽的な遊び心。

その両方を同じアルバムに入れているところにも、今の3人の姿勢が表れているように感じます。

⑥ 「僕たちが作った音楽」から「誰かの音楽」へ

音楽は、作った瞬間には
「作り手のもの」です。

でも、誰かが聴いた瞬間から、
その人の思い出や経験と結びついていく。

たとえば
「この曲を聴くと、あの頃を思い出す」。
「この歌詞、今の自分みたい」。
「この曲だけは、落ち込んだ日に聴きたくなる」。

そうなったとき、その曲はもう、
作った人だけのものではありません。

『POPS』では、3人が一曲ずつ思いや制作エピソードを語る一方で、最後にその音楽をどう受け取るかは、聴く人それぞれに委ねられています。

公式サイトでも、発売記念配信について「アルバムをじっくり聴いてから楽しみたい方はお好きなタイミングで」と案内していました。(ミセスグリーンアップル公式サイト)

「こう聴いてください」ではなく、
「あなたのタイミングで楽しんでください」
という距離感。

そこにも、『POPS』が持つ、
温かく迎え入れてくれているような印象を感じることができます。

⑦ 3人が届けた『POPS』。最後に残るものは、人それぞれでいい

ここまで見てくると、『POPS』というアルバムは、
単に16曲を並べた作品ではないことが見えてきます。

大森さんが語った「誰も置いていきたくない」という言葉も、すべての人に同じものを感じてもらう、という意味ではありません。

一人ひとり違う感覚を持ったまま、
それぞれの場所で音楽を受け取ってもらう。

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『POPS』には、そんな「開かれたポップス」を目指す姿勢が込められているように感じます。

そして、その中心にいるのが、

大森元貴さん。
若井滉斗さん。
藤澤涼架さん。

約3年ぶりに届けられた、16曲。
その一曲一曲には、3人が実際に言葉にした思いや、制作の時間が詰まっています。

だから、もし今までMrs. GREEN APPLEをあまり聴いたことがなかったとしても。
『POPS』を聴いたあとに、「この曲、なんか好きかも」と思う一曲が見つかったとしたら。

それは、思い出や経験が結びつき、
あなた自身のものに変わり始める瞬間なのかもしれません。

▼Special Thanks♡
引用させていただいた記事はこちらです♪

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