子どもの頃、
毎週のように見ていた「ドラえもん」。
のび太がドラえもんに泣きついて、
ひみつ道具が出てきて、ジャイアンやスネ夫が騒いで……。

大人になってから改めて『ドラえもん』を読むと、「あれ? これって、子ども向けの話だったよね?」と思うくらい、人生や人との向き合い方について考えさせられる言葉が、たくさん出てくるんです。
子どもの頃には何気なく聞いていた言葉が、今の自分には違って聞こえる。
今回は、そんな「ドラえもん」の言葉を7つ紹介します。
1.「いちばんいけないのは じぶんなんかだめだと思いこむことだよ」
― 自分を諦めない
「自分なんか、どうせ無理」
大人になると、そんなふうに
自分の可能性を決めてしまうことがあります。
仕事で失敗したとき。
周りの人がどんどん先に進んでいるように感じたとき。
何度やってもうまくいかないとき。
つい、「自分には向いていないのかも」
と思う時に思い出したいのが、この言葉です。
この言葉は、原作7巻の「好きでたまらニャイ」に登場します。名言集にも収録されている、のび太の言葉です。(ドラえもんファンダム)
勉強も運動も苦手で、失敗することも多いのび太だからこそ、この言葉には不思議な説得力があります。
「できないことがある」ことと、
「自分はダメな人間だ」と決めることは、同じではない。

大人になった今だからこそ、その違いがよく分かりますね。
2.「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか」
― 人と比べて、自分の可能性を閉じない
SNSを開けば、誰かの成功が目に入る。
仕事では、同期が先に昇進する。
友達が結婚したり、夢を叶えたりしている。
そんな姿を見て、
「どうして自分は……」
と落ち込んだときに。
この言葉を言ったのはドラえもん。
いつもそばでのび太を見ているドラえもんだからこそ、単なる根性論ではなく、「最初から自分だけできないと決めつけるな」という励ましに聞こえます。
「自己肯定感が低い時にグサっと胸にささった」「出来なくて落ち込んだ時に、まだやれるという気持ちになった」といった声も。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
「できない」と
「まだできていない」は違う。
この言葉は、そんなことを教えてくれているように感じます。
3.「毎日の小さな努力のつみ重ねが、歴史を作っていくんだよ」
― 小さな積み重ねを信じる
何かを始めたとき、一番苦しいのは、
「頑張っているのに、
何も変わっていない気がする」
という時期かもしれません。
勉強しても、
すぐには結果が出ない。
運動を始めても、
すぐに体が変わるわけではない。
仕事を頑張っても、
誰かが気づいてくれるとは限らない。
そんなとき、この言葉を思い出すと少し見え方が変わります。
「毎日の小さな努力のつみ重ねが、
歴史を作っていくんだよ」
ドラえもんがのび太を励ますこの言葉。
自分の人生を振り返ってみると、
今の自分を作っているのは、
案外そんなに派手なものではありません。
毎日続けたこと。
何度もやり直したこと。
誰にも見られていないところで頑張ったこと。
そういう小さなものが、
少しずつ今の自分を作っています。

今日の小さな一歩も、
未来から見れば「歴史の一部」なのかもしれませんね。
4.「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ」
― 人の価値は、能力だけでは決まらない
この言葉が登場するのは、名作として知られる「のび太の結婚前夜」。
のび太は将来、本当にしずかちゃんと結婚できるのか気になり、ドラえもんと一緒に未来へ向かいます。
そこで見たのは、結婚前夜のしずかちゃん。
父親との別れを前に、不安になったしずかちゃんは「結婚するのをやめる」と言い出してしまいます。そんな娘に、父親がかけた言葉。
そして、その後には
さらに大切な言葉が続きます。
のび太は、人の幸せを願い、
人の不幸を悲しむことのできる人。
だから、しずかちゃんが
のび太を選んだことは間違っていない。
ここで評価されているのは、
成績でも運動神経でもありません。
「どんな人間であるか」です。
大人になると、つい人を肩書きや収入、
実績、能力で見てしまうことがあります。
困ったときに心配してくれる人。
誰かの幸せを喜べる人。
自分だけではなく、相手のことも考えられる人。
本当に一緒にいたい人を考えたとき、
大切なのは何でしょう。
5.「友だちに助けを求められて、知らん顔していられるか!!」
― 本当に大切な人を助ける
普段はのび太をいじめたり、
乱暴だったりするジャイアン。
それでも、
本当に友達が困っているときには、
放っておけない。
この言葉は、原作10巻に収録され、劇場版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』にもつながるエピソードで登場します。(アニメイトタイムズ)
短気になることもある。
失敗することもある。
意地を張ることもある。
それでも、
「大切な人が困っているときにどうするか」には、
その人の本当の部分が表れるのかもしれません。

大人になるほど、人間関係は複雑になります。
損得を考えたり、「自分には関係ない」と距離を置いたりすることもある。
だけど、本当に困っている人を、見て見ぬふりしない。
このジャイアンの言葉はとてもシンプルですが、忘れたくないことですね。
6.「人間の値うちは、テストの点数だけできまるものじゃないのよ」
― 人の価値を数字だけで決めない
これは、しずかちゃんがのび太にかけた言葉。
原作25巻「な、なんと!! のび太が百点とった!!」に登場します。(ドラえもんファンダム)
実はこの場面、
のび太が珍しく100点を取ったところから始まります。
「100点を取った」としずかちゃんに伝えるのび太。
でも、しずかちゃんはすぐには信じません。
そして、のび太が「もしぼくが百点とったといったら……」と聞いたときに返したのが、この言葉です。
さらに、
「のび太さんはやさしくてすなおないい人だわ」
と続きます。(アメーバブログ(アメブロ))
ここが、なんとも『ドラえもん』らしい。
のび太が100点を取ったことよりも、
「100点じゃなくても、あなたの良さは変わらない」
ということを伝えているんです。
大人になっても、
私たちは数字から逃れられません。
売上。
年収。
フォロワー数。
評価。
順位。
成績。
数字は分かりやすいからこそ、
いつの間にか「数字=自分の価値」のように感じてしまうことがあります。
でも、数字では測れないものもある。
優しさ。
誠実さ。
誰かを大切にする気持ち。
失敗しても立ち上がること。
人間の価値は、ひとつの数字では測れない。

子どもの頃には当たり前に聞いていた言葉が、大人になった今、妙に刺さる理由はそこにあるのかもしれませんね。
7.「みたろ、ドラえもん。かったんだよ。ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん」
― 誰かを思う気持ちが、人を成長させる
最後は、この言葉。
『ドラえもん』の名言の中でも、特に心に残る場面です。
未来へ帰ることになったドラえもん。
のび太は、ドラえもんがいなくなった後も自分でやっていけることを証明するため、ジャイアンに一人で立ち向かいます。
もちろん、簡単に勝てるわけではありません。
何度も倒され、ボロボロになりながら、それでも立ち上がる。
そして最後には、ジャイアンが逃げ出すほどの執念を見せます。
その後、ドラえもんに向かって言ったのが、この言葉です。
518人を対象にした調査では、このセリフが1位に選ばれました。回答者からは、のび太の優しさや意地、成長を感じたという声が寄せられています。(マイナビニュース)
ここで大切なのは、
「のび太がジャイアンに勝った」ということだけではありません。
のび太が頑張った理由は、
「自分が勝ちたいから」ではなく、
「ドラえもんを安心させたいから」。

誰かを大切に思う気持ちが、
自分でも知らなかった力を引き出しているんです。
人は、自分のためだけでは
頑張れないことがあります。
でも、
「この人を安心させたい」
「この人を悲しませたくない」
「この人のために、もう少し頑張りたい」
そんな気持ちがあると、
いつもの自分より少しだけ強くなれることがある。

子どもの頃は
「のび太が頑張った!」という感動だったこの場面。
大人になって見ると、
「人を大切にする気持ちは、自分自身を成長させることもあるんだ」と気づかされます。
子どもの頃、もう教えてもらっていたのかもしれない

自分をダメだと思わないこと。
人と比べて、
自分の可能性を閉じないこと。
小さな努力を続けること。
人の価値を、
能力だけで決めないこと。
大切な人が困っていたら、
手を差し伸べること。
数字だけでは、
人の価値は測れないこと。
そして、
誰かを大切に思う気持ちが、
自分を強くしてくれること。
どれも、大人になった今だからこそ
考えさせられることばかりです。

子どもの頃は、ドラえもんが出してくれるひみつ道具にワクワクしていた。
でも、もしかしたら。私たちはあの頃から、
もう人生で大切なことを教えてもらっていたのかもしれません。
昔は気づかなかった言葉が、今の自分に向かって話しかけてくる。
それが、『ドラえもん』という作品のすごさなのかもしれません。
あなたにも、
子どもの頃には何気なく聞いていたけれど、
今になって勇気や元気をもらった言葉はありますか?
▼Special Thanks♡
引用させていただいた記事はこちらです♪
