突然ですが、あなたは
「悲しみ」と「哀しみ」、
この2つを使い分けられますか?

ふと、時々「これって、どっちの漢字だっけ?」と、曖昧になんとなく使っている日本語があるんですよね。
同じ読み方をするのに、意味や使われ方によって漢字を書き分ける言葉がたくさんあって…
たとえば・・
「会う」と「合う」
「聞く」と「聴く」
「作る」と「造る」
「温かい」と「暖かい」
どれも、普段から何気なく使っている言葉ですが、いざ「どう使い分けるの?」と聞かれると、ちょっと自信がなくなる…。
文化庁の調査でも、文章を書くときに漢字の選び方で迷うことが「ある」と答えた人は約75%。
「どっちだっけ?」は、意外と誰にでもあるもの…
そこで今回は、なんとなく日常で使うことの多い言葉の中から、意外と知らない、日本語の使い分けを調べてみました。
これを知っているだけで、文章を書くときのちょっとした迷い、指摘される恥ずかしさが減るはずです♪

01|「悲しみ」と「哀しみ」
辞書では「悲しみ/哀しみ/愛しみ」と並べて扱われていて、「悲しむこと。悲しい気持ちや心」という意味が基本です。(Goo辞書)
「哀しみ」という表記は、文学作品や歌詞などで見かけることがありますが、一般的な文章で迷ったときには「悲しみ」とするのが基本です。
一方で、「哀」という漢字には「哀れ」「哀愁」「哀悼」など、深い悲しみや人の心に寄り添うような言葉があります。
「哀しみ」と書くことで、文章に独特の情緒や余韻を持たせて、雰囲気をつくることもできるんですね。
02|「会う」「合う」「遭う」
「明日、友達にあう」
この「あう」は、どの漢字でしょう?
答えは、”会う”。
「意見があう」なら、
意見が”合う”。
「事故にあう」なら、
事故に遭う。
同じ「あう」でも、
会う=人と出会う
合う=複数のものが一致する・調和する
遭う=好ましくない出来事に出くわす
という違いがあります。

恥ずかしながら、私自身最近まで、人に会うを「人に合う」と書いてしまっておりました…面目ない…。
03|「聞く」と「聴く」
「音楽をきく」。
漢字にすると、
音楽を”聴く”。
「先生の話をきく」なら?
一般的には、
先生の話を”聞く”、がよく使われますね。
「聞く」は、音や声、話などを耳で受け取ること全般に広く使われます。
一方、「聴く」は、音楽や人の話などに注意を向け、意識して耳を傾けるような場面で使われます。
だから、
「音楽を聴く」
「相手の声に耳を傾ける」
という場面では”聴く“がしっくりくる。
04|「作る」「造る」「創る」
「つくる」も、実は奥が深い言葉。
たとえば、
・料理を作る。
・船を造る。
・新しい文化を創る。
同じ「つくる」でも、少しイメージが異なります。
作る
→料理や文章、作品など。
造る
→建物や船など、比較的大きなものや、形のあるものをつくるとき。
創る
→「新しい価値を創る」「未来を創る」など、新しいものを生み出すことを強調したいとき。

「つくる」という言葉ひとつでも、何をつくるのか、どんなものを生み出すのかによって、選ぶ漢字が変わるんですね。
05|「温かい」と「暖かい」
これは、感覚でなんとなく使い分けている人も多いかもしれません。
「温かいスープ」
「暖かい部屋」
「温かい人」
「暖かい春」
この違い。
ざっくり分けると・・
温かい
=もの・心などに感じる温度
暖かい
=気候や空間など、寒さを感じない状態
というイメージです。
だから、
「温かいスープ」
「温かい言葉」
「温かい気持ち」
は「温」。
一方、
「暖かい日」
「暖かい部屋」
「暖かい春」
などは「暖」。
06|「探す」と「捜す」
「仕事を探す」
「犯人を捜す」
この2つも、同じ「さがす」なのに漢字が違います。
探すは、
欲しいものや求めているものを見つけようとする場合。
「仕事を探す」
「答えを探す」
「新しい家を探す」
などです。
一方、
捜すは、
見失ったものや、姿が見えなくなったものなどを見つけようとする場合に使われます。
「行方不明者を捜す」
「犯人を捜す」
など。
つまり、
「まだ持っていないものを求める」のか、
「どこかにあるはずのものを見つけ出す」のか。
07|「取る」「撮る」「採る」「捕る」「執る」
最後は、「とる」。
なんと、
取る・撮る・採る・捕る・執る
と、意味によって漢字が変わります。
たとえば・・
写真を撮る。
魚を捕る。
血を採る。
指揮を執る。
メモを取る。
同じ「とる」なのに、ここまで違う。
「取る」は
手に取る、資格を取る、メモを取るなど、
「採る」は
血を採る、人材を採るなど、
「執る」は
筆を執る、事務を執るなど、
「捕る」は
ねずみを捕る、
「撮る」は
写真を撮る、
という使い分けが示されています。(文化庁)
日本語を”なんとなく”使うのはもったいない…!

私自身も調べてみて、いかに自分の日本語の使い分けが曖昧で、なんとなくで乗り切っていたのかが分かりました~~(汗)
日本語には、同じ読み方でも意味によって漢字を使い分ける言葉がたくさんあります。
漢字には、その言葉が持つ意味や、使われる場面、そこに込めたいニュアンスまで、漢字の中にヒントが隠れているんだなと思うと、かなり面白いなと…!
普段、何気なく使っている日本語だからこそ、
文字に込められた想いを感じながら
賢く使っていきたいですね ^^
▼Special Thanks♡
引用させていただいた記事はこちらです♪
