なあんにも気にせず、
走り回ったり、寝転んだり、
好きなことを心ゆくまで楽しんでいた
あの子ども時代。
「懐かしい」と感じる
あの感覚は、今の自分を
ずっと支え続けてくれていたと思う。
大人になるとだんだんと、
その感覚が幻となって
「見てはいけないもの」のように
記憶の奥底まで沈み込んでしまっていたけれど。
わたしは、
周りの視線や評価を気にするばかりに、
本当に大切なものを
見失いそうになっていた。
わたしは何を優先しているのだろう？
何に怯えているのだろう？
そんな言葉が悶々と
頭の中で繰り返される。
休みよりも仕事を優先し、
愛情よりも力を求め、
欲しくもない賞賛や地位を求める
偽りの幸せ。
成功したように見える人生。
後ろを振り返ってみれば、
誰もついてきていない人生。
自分は、
恐ろしい選択をしようとしていることに
気づいた。
急に、昔の自分に戻りたくなった。
昔のように、走ってみたくなった。
その感覚を思い出すことができたら、
またあの時みたいに
生きることが楽しくなるかな。
素晴らしい偉業よりも、
わたしは、わたしが大切にしたい人や
ものを、大切にしていきたい。
自分が好きなことは「好き」だと
正直に生きていきたい。
それが、自分にとって
本当に大切なことだから。
あの頃にもらった愛情も、
今までしてもらったことも、
消えない。この先も消えることはない。
だから、怯えなくても大丈夫だよ。
わたしも、あなたも。
自分に正直に生きよう。
自分自身の声を聴こう。
自分の大切なことを優先しよう。
わたしはわたし！
あなたもわたしも
愛されてる！
