「昨日、変な夢を見た。」
「また同じ夢を見た。」
「夢の中で誰かに追いかけられていた。」
そんな経験、ありませんか?

現実では考えたこともないような場面が出てきたり、昔の友人が突然登場したり、起きた瞬間には「なんでこんな夢を…?」と気になったり・・・
夢の内容から「あなたは必ずこういう心理状態です」と断定することはできません。一方で、夢には日中の経験や感情、記憶などが影響している可能性があり、夢をきっかけに自分の心を振り返ってみるのは面白いもの。
今回は、私たちが一度は見たことがあるかもしれない夢を中心に、「なぜこんな夢を見るんだろう?」という7つの不思議をご紹介します。
①「追いかけられる夢」――逃げたいものがある?
夢の中で、誰かや何かに追いかけられる。
一生懸命逃げているのに、なかなか前に進めない。
そんな「追いかけられる夢」は、
比較的よく知られている夢のひとつです。
もちろん、
「追いかけられる夢=ストレスがある」
と単純に決めつけることはできません。
ただ、日常生活で感じているプレッシャーや不安、追われているような感覚などが、夢のストーリーに反映されている可能性はあります。
最近、
「やらなきゃいけないことが多い」
「時間に追われている」
「何かから逃げたい気がする」
そんな感覚はありませんか?
夢そのものを怖がるのではなく、
「最近、私は
何に追われているんだろう?」
と振り返ってみるのも面白いかもしれません。
②「落ちる夢」――コントロールできない感覚?
高いところから落ちる。
足元が突然なくなる。
どんどん下に落ちていく・・・
「落ちる夢」を見て、ハッと目が覚めた経験がある人もいるのではないでしょうか。
このタイプの夢も、特定の心理状態を示すと断定することはできません。
ただ、夢の中で感じた不安や恐怖、コントロールできない感覚に注目してみると、自分の最近の状態を考えるきっかけになります。
仕事や人間関係などで、
「先が見えない」
「自分ではどうにもできない」
と感じることが続いていないか。
夢の「内容」だけではなく、夢の中で自分がどんな感情を感じていたのかに注目してみるのもポイントです。
③「遅刻する夢」――間に合わなきゃ、という焦り
「待ち合わせに遅れる!」
「試験に間に合わない!」
「仕事なのに起きられない!」
夢の中で必死に走っているのに、
なぜか目的地にたどり着けない。
これも多くの人が経験する夢のひとつです。
こうした夢を見たときは、
「最近、何かに焦っていないかな?」
と振り返ってみるのもいいかもしれません。
締切、仕事、予定、人間関係。
「ちゃんとしなきゃ」
「間に合わせなきゃ」
という日中の感覚が、夢の中で別のストーリーになって現れることがあります。
④「歯が抜ける夢」――印象に残りやすい不思議な夢
「歯が抜ける夢を見た!」
という話を聞いたことはありませんか?
かなり印象に残りやすい夢ですよね。
昔からさまざまな解釈がされてきた夢ですが、「歯が抜ける夢=必ず○○を意味する」という科学的な決まりはありません。
ただし、歯や口に関する身体的な感覚が夢に影響する可能性や、心理的な要因など、さまざまな仮説が考えられています。
だからこそ、
「何か悪いことが起こるのでは?」
と怖がるより、
「最近、身体や心に何か変化はなかったかな?」
くらいの感覚で振り返ってみるといいでしょう。
⑤「昔の友人・知人が出てくる夢」――記憶は眠っている間にも動いている?
何年も会っていない人が、突然夢に登場する。
夢には、最近の出来事だけでなく、
過去の記憶や経験が登場することがあります。
日中にふと見たものや聞いた言葉が、
昔の記憶を呼び起こしていることも。
つまり、
「もう忘れていたと思っていた記憶」が、
夢の中に登場することがある。
なんだか不思議ですよね。
その人自身に特別な意味があるとは限りません。
その人と過ごした時期の記憶や、その頃に感じていた感情が関連している可能性もあります。
⑥「空を飛ぶ夢」――夢の中では、現実ではできないこともできる
空を飛ぶ。
自由に走る。
現実ではありえない場所に行く。
夢の中では、私たちは現実ではできないことを簡単に体験できます。
特に、空を飛ぶ夢は「自由」「解放感」などのイメージで語られることがあります。
ただし、これも
「空を飛ぶ夢=自由を求めている」
と決めつけることはできません。
同じ「空を飛ぶ夢」でも、
「楽しい!」
と感じる人もいれば、
「怖い!」
と感じる人もいます。
だから夢を見るときは、
「何が起きたか」だけではなく、
「自分がどう感じたか」を見ることが大切なのかもしれません。
⑦「同じ夢を何度も見る」――なぜ繰り返されるの?
「この夢、前にも見た気がする。」
そんな経験はありませんか?
同じような夢を繰り返し見ると、
「何か意味があるのかな?」
と気になりますよね。
繰り返し見る夢にも、さまざまな要因が考えられます。
たとえば、強く印象に残っている経験や、繰り返し感じている感情など。
ただし、ここでも特定の夢に特定の意味があると断定することはできません。
もし同じ夢が気になるなら、
「最近、同じような感情を繰り返していないかな?」
と、自分の生活を振り返ってみるのもひとつの方法です。
夢を見る人・「夢を見ない人」の違いは?
ここも、ちょっと面白いところ。
「私は毎日夢を見る!」
という人がいる一方で、
「私はほとんど夢を見ない。」
という人もいます。
でも実は、
「夢を見ていない」
=「夢を見ていない時間がない」
とは限りません。
夢を見ても、
起きたときに覚えていないことがあります。
つまり、
「夢を見ない」のではなく、
「夢を覚えていない」可能性もあるということ。
夢を覚えているかどうかには、起きたタイミングや睡眠の状態など、さまざまな要因が関係しています。
だから、
「夢をよく覚えている人」
「ほとんど覚えていない人」
がいても、それだけで性格や心理状態を判断することはできません。
夢は「心を知るヒント」として楽しむ
夢には、まだまだ分からないことがたくさんあります。
だから、
「この夢を見たから、私は○○だ。」
と決めつける必要はありません。
でも、
「なぜ、今こんな夢を見たんだろう?」
と考えてみることは、
自分自身を振り返る小さなきっかけになります。
最近あった出来事。
気になっていること。
嬉しかったこと。
不安に感じていること。
昔の記憶。
夢の中で感じた感情。
そういったものを少し振り返ってみると、
「あ、もしかしたら最近これを気にしていたのかも。」
と、自分でも気づいていなかった気持ちに気づくことがあるかもしれません。
夢は、未来を予言するもの?
夢を見ると、
「これって何かの予兆?」
と気になることもありますよね。
でも、夢の内容から未来の出来事を科学的に予測できるとする確かな根拠はありません。
だからこそ、
夢を「占い」として断定するのではなく、
自分の心や最近の出来事を振り返るきっかけとして楽しむ。
そんな付き合い方がおすすめです。
最後に

夢って、不思議です。
眠っている間に、
知らない場所へ行ったり、
昔の人に会ったり、
空を飛んだり、
逃げたり、
落ちたり。
目覚めれば消えてしまうのに、
なぜか一日中、心に残っていることもあります。
もしかしたら夢は、
「あなたの心を知るための答え」ではなく、
「あなた自身に問いかけるきっかけ」
なのかもしれません。
今夜、夢を見たら、
「どんな夢だった?」
だけではなく、
「夢の中で、私はどんな気持ちだった?」
にも、少し注目してみてください。
もしかすると、
自分でも気づかなかった
心の動きが見えてくるかもしれません。
※夢の内容だけから心理状態や病気などを判断することはできません。繰り返す悪夢によって睡眠や日常生活に支障がある場合は、専門家への相談も検討してください。
