そんなつもりはないのに。
なぜ、人と比べてしまうのだろう。
「さすが!よくやったね!!」
誰かが褒められている声。
頭のちょっと深いところが、
ズキっといたむ。
誰もそんなことはしていないのに。
勝手に孤独心を抱いてしまう。
まるで、何もない世界に
ポツンと置いていかれたようで。
どうしようもない寂しさが、
消えることなく残り続ける。
自分には何があるのだろう?
わたしも、その人とおんなじことをしたら、認めてもらえるようになるだろうか?
みんな、喜んでくれるかな?なんて。
でもね、実は知ってるんだ。
わたしはすでに知ってる。
わたしの、一番素敵なところを。
わたしの、これまでの生き様を。
わたしはこれまで、
強く生きようとしていたんだ。
この事実だけは絶対に消えない。
わたしのことは、
わたしが一番よく知っているから。
自分のことを「頑張ったね」って、
認めてあげられる。
勝てなくていい。
わたしは、まだ、負けていない。